スウェーデンの新政党が発足
こんにちは。 MASAです。
先日ようやくスウェーデンの新政権が発足しました。
2018年9月15日に当時のロベーン首相が不信任決議案で可決され、選挙が行われました。
そういえば僕の住むウプサラで街中で各政党が場所を設置して秋頃にPRしてましたね…
妻がもうすぐ選挙が始まるんだよ。と言っていました。
しかし、開票した結果、一つの政党が第一党に選出される十分な票を獲得できず、再投票に次ぐ再投票…
そして今月2019年1月に新首相が決まりました。
みなさん誰が新しいスウェーデンのリーダーになったと思います?
ロベーン首相です。同じ人。
9月から2019年1月まで約5か月間スウェーデンは無政府状態だったんです。
なので暫定定期にロベーン元首相が政治のかじ取りをその間行っていました。
その間別のリーダーが決まりそうになりましたが、獲得票数の問題で選挙難航、長引きました。
そして、同じ人がまた首相。
みなさん、このことから今のスウェーデンの現状、どう感じますか?
明らかに国自体が混乱していますよね。
今、僕の住んでいるスウェーデンでは、殺人事件、窃盗、レイプ事件が多発しています。
この前深夜で爆発音がしたと思ったら、ご近所で発砲事件でした。
この票を見てください。
犯罪率の一例でこう断言するのは伝えづらいのですが、僕は昨今の混迷を極めるスウェーデンの現状の一因は
「リーダーシップとその人が作る国のシステム」
であるとみます。
数あるサイトで移民制作批判やら、税金の問題やらよく見ますが、移民の受け入れに際しても人道的に間違いではないし、そのような方法で難民を積極的に受け入れる姿勢は素晴らしいと思います。
しかし、異なった価値観の人種、宗教、文化的ベースの違う人種の受け入れは極めてナイーブなことで、国としてしっかりと法的な問題、枠組みをクリアしてからでないと、その後の国の保険制度、雇用制度、政治的かじ取りなど、治安など修正が困難な問題が出てきます。
一つ間違ったら、国の内側から浸食がはじまるようなものです。
それだけ難民の受け入れ、移民政策はかなり慎重に行うべき事柄です。
しかも都度、修正やテコ入れを行わなければ国のバランス自体容易に壊れます。
ではこのような政策でなにが重要か?
力強いリーダーシップでしょう。
しかし、変化を望んで不信任決議に移行したスウェーデンが出した答えが、首相の続投。
今後、この新政党(といっても前と同じ政党)が行うスウェーデンの歩む道でどんなことが起きるのか、僕はこの北欧スウェーデンの地で見守りたいと思います。
そして日本はこのことから学ぶべきことが多くあります。
2020年、夏季オリンピックが開幕して、それまで様々な人種の人々が日本を訪れるでしょう。
いや、すでに加速度的な外国籍の方々の流入は始まっています。
2018年12月に日本に一時帰国しましたが、街中を歩いても、コンビニに行っても、牛丼屋に行っても外国の方を多く見ました。
その時は主にアジア系の方々でしたが。
しかし都内はヨーロピアン、ムスリム系、アフリカン、とにかく都内を散歩していたらすでに日本の中にいる自分を忘れ、海外、もしくは先進的な国際都市にいるという感覚しか感じませんでした。
2020年を一時的なゴールに日本の国としての枠組み、特に社会保障制度、税制度の法整備を進めなければ、EUの二の舞、スウェーデンの後追いになってしまう可能性があります。
日本は現状、アメリカの経済の歩みを数歩後ろで歩んでいますので、アメリカをはじめ、ヨーロッパ、他アジアの国々を見本にして国の成長という観点でなく、国民の安心、安全、平和を思いながら未来を見据えていってほしいものです。
最後に昨日撮った美しいスウェーデンの写真をおいて今日のブログをおわります。
最後まで読んでくれてありがとう!
Tack så mycket!